Kumamon's diary

くまモンを愛する空手家が写真道を極める奮闘記

新三脚システムのブレを検証!!GITZO GT4533LS の実力はいかに? (^^)/

こんばんわ (^^)/

今月は珍しく精力的に写活をしています (^^;)

これまで引きこもって?ばかりだったので、毎週のようにお出かけしての写活はホント久しぶりです。

最近は月に一度でもカメラを持って出かければイイ方でしたが… (^-^;

写欲の復活は喜ばしいことですが、それもこれも最近このブログでも紹介させてもらった新三脚システムを導入したことで、その効果がどれだけのモンか知りたくてウズウズしています。どうやらこれが写欲の源のようです(笑)

その時のブログはこちら↓↓↓

kumamon.hatenablog.com

 

kumamon.hatenablog.com

そこで、これまでの三脚システムと比較してどのような効果が出てきたのかを検証すべく早速撮影に行ってきました。

 

結論から言えば「劇的に変わった!!」っと言っても過言ではありません。

まだそれほど撮影した訳ではありませんが検証結果を見て頂ければ一目瞭然だと思います。

 

それでは、撮影してきた画像を見ながら振り返ってみることにしましょう。

 

f:id:Kumamon:20191118183334j:plainCAMERA/D850 LENS/AF-S 80-400㎜ f/4.5 -5.6G ED VR  2019年11月17日撮影

上記の画像はつい先日行ってきたばかりですが、長野県の「高ボッチ高原」から撮影したものです。

ここは言わずと知れた雲海と富士山が拝める全国区の人気撮影スポットですね。

富士山から直線距離でちょうど100kmも離れているので、ここでの撮影は必然と望遠レンズの出番が多くなります。

高ボッチ高原は、高ボッチ山の山頂付近で標高が1600mぐらいあるので秋と言えども強風が吹き荒れる事が多く、気温も氷点下の中で撮影することも珍しくありません。

そんな極寒の中、一体この風はどこから吹きつけてくるの?って言いたくなるぐらい、いつも強風に悩まされてきました。

この風の影響でブレの原因となる事が多くあるからです。

なので、これまでは風が収まった瞬間を狙ってシャッターを切っていましたが、これでは思うような撮影が出来ずイライラが募る一方です。

高ボッチ高原に限らず、とにかく強風対策を何とかしなければ快適な撮影ができないと判断し、ブレの原因にもなっていた三脚や雲台システムの根本的な見直しが必要となって現在の新三脚システムに辿りつきました。

 

それではここから新旧の三脚システムで撮影した画像を見比べながら検証を進めていきましょう。

 

f:id:Kumamon:20191117214602j:plainCAMERA/D850 LENS/AF-S 70-200㎜ f/2.8G ED VRⅡ 旧三脚システムで撮影

Manfrotto/MT 055CXPRO3(三脚) MH XPRO-3W(雲台) 焦点距離200㎜  2018年10月撮影 

こちらは昨年(2018年)の秋にマンフロットの055シリーズの三脚で撮影したものです。

この日も相変わらず風がかなり強くて撮影に四苦八苦していました。←高ボッチは常に強風ってイメージしかない (>_<)

風が止んだ一瞬の隙をついて撮影したモノですがブレ具合はと言うと…

この状態ではあまり目立ちませんが、実際はどうなっているのか湖畔周辺を拡大して見てみましょう。

 

f:id:Kumamon:20191117220400j:plain

湖畔の左端あたりをトリミングしてみました。

「眠たい画」って言うんでしょうか…ちょっと全体的にボヤけて見えて、何だかモッサリしているような感じがします。

ビルや家屋の輪郭もモッサリ感があってハッキリしないですね。

う~んギリで許容範囲レベルってところでしょうか (^^;)

丸印の街灯の部分をさらに拡大してみます。

 

f:id:Kumamon:20191117221453j:plain

おっと…これはピンボケではないですよ(笑)

しっかりとピン合わせをしていても街灯の部分がブレて流れてしまい楕円形になってしまっているのが分かるでしょうか?

すなわち夜景の灯りが全体的にこのようになっているので、たとえピンを合わせていてもボヤけて何だか眠たい画に見えていた訳です。

これでも風が収まった時に撮影しているので、望遠レンズの時はこの三脚では少し厳しいかなぁ…っと言わざるを得ません。

 

f:id:Kumamon:20191117221746j:plainCAMERA/D850 LENS/AF-S 80-400㎜ f/4.5 -5.6G ED VR ※新三脚システムで撮影

GITZO/GT4533LS(三脚) RRS/BH-55LR(雲台) 焦点距離200㎜  2019年11月17日撮影 

こちらは先程の横構図の画像と同日(2019年11月17日)に撮影したモノです。

ついにGITZO GT4533LSの華々しいデビュー戦じゃん!!っと話の流れから言いたいところですが…

実はこの日から遡ること2週間前に同じ高ボッチ高原の撮影がデビュー戦でした。

この日は夜から雲海が出ていたので夜景が雲海で隠れてしまい比較する画像が撮れなかったです (><)

しかも、珍しく風もなく穏やかな撮影日和だった為、検証の参考にはならないと思い改めて撮影に行ってきました。

ちなみにレンズや撮影日の違いこそあれ、比較しやすくするために焦点距離は同じ200㎜にして似たような構図で撮影してみました。

 

こちらもこの状態ではこれと言ってブレは目立っていません。

この日はいつもの強風の中で一晩中撮影をしていましたが、これは風が吹きつけてくる中で撮影をしたモノです。

 

f:id:Kumamon:20191117222844j:plain

先ほどの画像と比較しやすいように似たようなところでトリミングしてみました。

こちらの画像の方が先ほどの画像と比較して全体的にシャープで「クッキリ・ハッキリ」しているように見えます。

ビルや家屋の輪郭もスッキリしていて、モッサリ感は感じられません。

同じように丸印の街灯をさらに拡大してみましょう。

 

f:id:Kumamon:20191117223350j:plain

今度は街灯が点となっているのでしっかりピンがあっている事が分かります。

風が吹き付けている状況で撮影しているのでこちらの方が条件が悪かったのにも関わらず、こんなにも違いが出てくるとは… (^^;)

これには正直驚きました。

一緒に撮影していた写友も自身の画像と比較して「うわぁっ 全くブレがない!!」っと言って目を丸くして驚いていました。

 

f:id:Kumamon:20191118232350j:plainf:id:Kumamon:20191117233346j:plain

思ってた以上に三脚の新システムの効果はありましたが、実は三脚だけではなく他にも考えられるブレ対策をしていたのです。

まずはストラップです (^_^)

これも風に吹かれてバタバタ暴れるとブレの原因になります。

なので、今回からストラップは上記の画像のようにpeak designの「スライドライト」に変えてアンカーリンクスでワンタッチで取り外せるようにしておきました。

これで撮影中はストラップを外せば風の影響を受けないで済みます。

また、コイツは手持ち撮影をする時は速射ストラップにもなるので、とっても便利なアイテムです。

ちなみに、ニコン純正の速写ストラップも持っていますが装着が少し面倒なのでこちらの方が断然使い勝手が良いです。

まだD500用のスライドライトを購入してないので早速購入したいと思っています。

超オススメですよぉー (^^♪

 

【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン スライドライト アッシュ SLL-AS-3

【国内正規品】PeakDesign ピークデザイン スライドライト アッシュ SLL-AS-3

 

あと強風時に三脚のエンドフックにカメラリュックなどをぶら下げているのをよく見かけます。

しかし、結局そのリュックも風で揺れてしまえばこれまたブレの原因にもなってしまいます。

そこで、自分がよく拝読しているこちらのhaku様のブログに、三脚の使い方についての記事があったので参考にして対策をしてみました。

haku様のブログはこちら↓↓↓

arcarrsgitzo.com

 

まずリュックは三脚の真下に置きます。

テントを張るときに使う細引きロープにフックがついたものを用意します。

ナイトアイズ社のカムジャムを使用しましたが、これはAmazonで販売されています。

1000円ちょっとで購入できる便利グッズなのでオススメです。

 

haku様のブログではフックが一つのものを使用していましたが、自分は両フックの方が他にも色々と使い道があって何かと汎用性が高いかなっと単純に思ったので両フックのものを使用しています。

ちなみに細引きロープ(長さ2.4m)付きのモノを購入しました。

 

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フックをリュックと三脚のエンドフックにそれぞれ引っかけてから、リュックが持ち上がらない程度まで細引きロープを引っ張ってテンションを掛けてやればリュックを重石代わりとして使えます。

要はテントやタープを張るときに細引きロープで引っ張るような要領で三脚に引っかけてリュックを引っ張ってやればいいのです。

ちなみに、テント用の細引きロープでも同じことをやってみましたがナイトアイズのカムジャムを使わなくても代用品として使えそうでした。

これらは簡単にセッティングが出来るのでブレの対策としてぜひ試してみて下さい。

 

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いかがでしたか?

三脚の重要性もかなり大事ですが、今回は他にもなるべくブレを起こさせないような工夫を色々としてみました。

まぁ、「備えあれば憂いなし」ってやつですかね。

今回の検証で使用したレンズは「70-200㎜ f/2.8」と「80-400㎜ f/4.5-5.6」のいずれもニコン純正レンズです。

重さはほぼ同じなので条件的にはあまり変わりません。

望遠レンズの撮影はブレとの勝負なので三脚の重要性はホント大きくなってきます。

三脚一つでこれほど劇的に変わってくるとは思ってもいなかったので、この結果はちょっと衝撃的でした。

特にD850みたいな高画素機ともなると、ほんの少しのブレも拾ってしまうので画像にも影響が出てきてしまいます。

もっと早くから三脚のシステムを見直すべきでした。

 

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まだ色んな条件で撮影をしていないので、これだけでアレコレ決めつけるのは早計ですが…

パッと見でブレが分からなくても作品のクオリティーとなると影響してくる問題でもあると思います。

精魂込めて撮影したものなので、やるからにはとことん拘ってみたいですよね。

クオリティーの高い作品作りには三脚のブレ問題は自分のように避けては通れない事かも知れません。

これからも望遠レンズを使っての撮影はとてもシビアな撮影が続くと思いますが、新たな三脚システムはどうやら「頼れる相棒」って事は確かのようです。

これからも大切に使っていきたいと思っています。

機材も揃ってくるとワンランク上の三脚を購入しようかどうか悩んでいる方も多いと思います。そんな方々の参考になって頂ければ幸いです。

 

それではまた次のブログでお会いしましょう。