Kumamon's diary

くまモンを愛する空手家が写真道を極める奮闘記

三脚 & 雲台システムを一新!!~ いつかはGITZO… (-。-)y-゜゜゜ ~(GT4533LS 三脚編)

こんにちわ。

前回のブログで雲台について熱く書き綴りましたが…

今日はその続きで、新雲台システムの相棒に選んだ「GITZO GT4533LS システマティック」の三脚について振り返ってみたいと思います。

その時のブログはこちら ↓ ↓ ↓ 

kumamon.hatenablog.com

 

 目 次

 

1・GITZO(ジッツオ)にした理由

f:id:Kumamon:20191107184304j:plainGITZO GT4533LS システマティック

RRSの雲台は最初から決めていましたが、その雲台の相棒にどの三脚を合わせようか迷いました。

数ある三脚の中から絞りに絞った候補は…

「RRS  TVC34L」

「GITZO  GT4533LS」

のベタすぎる?二択です (笑)

これはあくまでも個人的なイメージで恐縮ですが、RRSの三脚は「新進気鋭のナイスガイ」ってイメージがあり、対するGITZOは「安定感抜群の憧れの絶対王者!!」ってイメージがあります(笑)

 

「GITZO  一強」と言われたぐらいGITZOの三脚は有名ですが、最近ではRRS(Really Right Stuf)の三脚もGITZOと性能が互角と言われるまでになっています。

どちらも素晴らしい三脚ですが自分なりに時間を掛けてリサーチしてみた結果…

最終的には「GITZO」の三脚の購入に至りました。

その理由は…

リサーチしていてRRSの三脚は購入を検討していたシリーズではなかったですが、他のシリーズで不具合が頻発しているようでメーカーの対応も後手後手に回ってしまっているような報告がされていました。

↑オイオイどうしたRRS?一体なにがあったんだぁー (ーー;)

これまでのRRSはそんな事が無かったので未だに信じらませんが事実のようです。

対するGITZOの三脚はこれといった不具合の情報が出てこなかったので(ただのリサーチ不足で知らないだけかも知れませんが…)これなら安心できるかなぁ…って思いました。

なんと言っても初めての本格的な高級三脚なので、後々嫌な気分にさせられるのだけは避けたかったです。

それにいかに素晴らしい製品を作っても不具合だらけで安定した供給が出来なければ、その製品はユーザーからダメな製品として烙印を押されてしまいます。下手をすれば会社そのものがダメ会社の烙印を押されてしまう場合だってあるのです。

仕事柄、モノづくりに携わっている者としては品質管理は特に重要だと骨身にしみて理解しているつもりです。

予期せぬ不具合が起きるのは仕方がないとしても、その後の対応は誠実でなければなりません。

不具合を起こしているのが検討しているRRSの三脚シリーズではなかったにしろ、メーカー対応の甘さが報告されていたので、今はRRSの三脚はちょっと避けるべきかなぁ…っと判断しました。

三脚以外の製品は一切そんな事がないのに、ホントどうしちゃったんでしょうね (^^;)

RRSはお気に入りのメーカーだけに逆に心配になってきます。

とにかく値段が値段だけにやはりリスクは少ない方がいいです。

って事で、創業70年の老舗中の老舗であるGITZOさんならまず間違いないでしょう!!っと若干の期待も込めて購入に踏み切りました (^^♪

そんな期待に応えてくれるかのように、撮影現場ではGITZOの三脚はよく見かけます。

安定した高品質の三脚を長年供給し続けているからこそ、こうして多くのカメラマンの方に愛用されているのでしょう。

それはGITZOの三脚が高品質だという何よりの証拠だと思っています(^^)/

ひと昔?いや、ふた昔?前に、TOYOTAの高級車クラウンのCMで「いつかはクラウン…♪」なんてCMがありましたが…(^ ^)

三脚の世界で言えば「いつかはGITZO…(^^♪」に言い換えてもいいぐらい誰もが憧れる三脚ですねっ (笑)

 

2・「システマティック」にした理由

 

f:id:Kumamon:20191106000325j:plainGITZO GT4533LS システマティック

GITZOには3種類のカテゴリーが用意されています。

トラベラー

折りたためて非常にコンパクトになりその名の通り旅行などに向いている。

マウンテニア

トラベラーとシステマティックの中間に位置し、堅牢性もあり尚且つ軽量で可搬性もある万能タイプの三脚。多くのカメラマンが愛用している。

ステマティック

GITZO三脚シリーズの中で最も堅牢性と安定性がありプロ御用達のハイエンドモデルのガチ三脚。また、拡張性も重視されレベリングベースやセンターポール、ビデオアダプターなど用途に合わせたカスタマイズが可能。

 

ざっとGITZOの三脚のカテゴリーはこんな感じですが、ここは全く悩まずに堅牢性のガチ三脚「システマティック」にしました (^^)/

なぜならば、単純に最初の1台目は本格的なガチ三脚が欲しかったからです。

これまではマンフロットの055シリーズを普段使いのガチ三脚、190シリーズを旅行&登山用として使い分けてきました。他にもBe freeシリーズなど数台所持していますが主に使用しているのはこの2台です。

年に数回の旅行や登山に必要な三脚よりも、普段使いしている三脚の方が優先順位が断然上です!!

なので普段使いに使用していたマンフロットの055シリーズの後釜は堅牢性に優れたガチ三脚のステマティックの一択でした。

 

f:id:Kumamon:20191106003935j:plainGITZO GT4533LS システマティック

そしてシステマティックの拡張性も惚れ込んだ理由の一つです。

上記はアッパーディスクを外した画像ですが工具を使わずに外せます。

ここにレベリングベースを付けたり、他にもセンターポールやビデオアダプターなど自分の撮影スタイルに合わせてカスタマイズができるのがイイですね。

早速レベリングベースをつけてパノラマ撮影でもしたいと思っています。

また、ローアングルで撮影したい場合はセンターポールがない分かなり低い位置からの撮影だって出来ちゃうので撮影の幅も広がりますね。

これはいずれやってみたいと思っているのですが、堅牢性があるシステマティックなら一台の三脚に二つのカメラを設置するような事だって可能ではないでしょうか (^。^)

アレもコレもとやりたいことが出てくるので、システマティックはとてもワクワクさせてくれる三脚ですね (^^♪

 

3・システマティック「4型」にした理由

 

f:id:Kumamon:20191107185325j:plainGITZO GT4533LS システマティック & Nikon D850 AF-S80-400f4.5-5.6G ED VR 高ボッチ高原にて

GITZOの三脚にはそれぞれのカテゴリー別に0型~5型までシリーズ化されています。

って言っても全てのカテゴリーに0型~5型まであるのではなく、カテゴリーによっては存在しない型もあります。

型の違いは三脚のパイプ径の違いによるものです。

0型から5型まで数字が大きくなるにつれてパイプ径がどんどん太くなっていき堅牢性や安定性が出てきますが、その代わりに三脚の大きさや重量もどんどん大きくなっていきます。

ステマティックに用意されているシリーズは3型・4型・5型の3シリーズです。

5型までなってくると流石に大きすぎるので、今の撮影スタイルなら3型か4型のどちらかです。

人気があるのは3型みたいですが散々悩んだ挙句「4型」を選びました。

3型も4型も耐荷重は同じで他のスペックもそれほど変わりません。強いて言うなら3型の方が若干軽く(約300gぐらい)値段も1万円くらい安いです。

それなら3型でもイイじゃん!!って思いましたが、最終的には焦点距離で「4型」を選びました。

GITZOの三脚の型を選ぶポイントの一つとして、あくまでも目安ですがシリーズ別に対応している焦点距離がこのようになります。

0型 75㎜

1型 135㎜

2型 200㎜

3型 300㎜

4型 400㎜

5型 500㎜

さらにGITZOについてリサーチしていてたら、下記の「オールジッツオ店長」 様のブログに辿り着き大変参考にさせてもらいました。

迷いを振り払ってもらいありがとうございました (^^)/

all-gitzo.hateblo.jp

 

参考にした「オールジッツオ店長 」様のブログを見て頂ければ分かると思いますが、メーカー推奨の3型(GT3533LS)の焦点距離は400㎜クラスまでのレンズならどうやらイケそうです。

スペック一覧表を見ると焦点距離が300㎜~400㎜と記載されています。

一方、4型(GT4533LS)は400㎜~600㎜と記載されていました。

現在所持しているNikon AF-S 80-400f4.5-5.6G ED VRはテレ端になると鏡筒がかなり伸びて来るので不安定になります。

それに望遠になればなるほど「ブレとの戦い」となるので三脚の堅牢性や安定性はより重要性を増してきます。

3型も4型もパッと見ただけではスペックはあまり変わりませんが、こうして改めて見直すと違いが出てくるものですね (^^;)

少しでも安定性を良くしてブレを抑えたかったので、余裕を持たせたスペックで運用して行くのが無難と判断しました。

そうなると、もう「4型」しかありません!!

600mmクラスの望遠レンズまで対応できるのなら心強い限りです (^^)/

ちなみに三脚が対応している焦点距離を公表しているメーカーはGITZOだけみたいです。

焦点距離で三脚を選ばせるGITZOの考えは大いに賛同できますねっ。

 

4・システマティック 4型 「3段」にした理由

 

f:id:Kumamon:20191106182530j:plainGITZO GT4533LS システマティック

カテゴリー(システマティック)、シリーズ(4型)と決まれば最後は段数(脚を何段伸ばすか)を決めます。

ここは迷わず「3段」にしました。

単純に段数が少なければそれだけ安定性は増します。

4段では最後の脚のパイプ径が細くなるのが気になるところです。

また、4段は3段よりコンパクトになるので可搬性がよくなりますが、元々可搬性は全く重視していなかったので3段で問題ないです。

それに可搬性を求めるならシステマティックではなくマウンテニアかトラベラーを選びます。

 

また、ブレの原因にもなるセンターポールを付ける予定は全くないので、その代用にロングタイプのモノを選んでみました。

購入した型番のGT4533LSの「L」はロングって意味です。

D850をRRSの雲台に付けて平坦な場所で三脚の脚を全開に伸ばしてみたら、身長177㎝の自分ではアイレベルがちょうど液晶画面くらいです。背伸びをすれば何とかファインダーをギリで覗けるくらいでした。

もちろんそんな不安定な状態でファインダーを覗きながら構図を決めるような作業は出来ません。

ただ少し傾斜があるようなところでレベルを出すとバッチリとファインダーを覗きながら構図が決められます。

マンフロットの055シリーズは平地ではちょうどアイレベルがファインダーでしたが、GITZOの方が平地ならアイレベルが少し高くなってしまいます。

しかし、ファインダーを覗けなくてもカメラの液晶画面を見ながらバッチリとピン合わせが出来たのでそんなに問題ではなさそうです。

 

5・ついに完成!!雲台&三脚の新システム

 

f:id:Kumamon:20191107232046j:plainGITZO GT4533LS システマティック & RRS BH-55LR

RRSの新雲台システムの相棒がついに「GITZO GT4533LS」に決まりました (^^)/

見て下さいこのシブさを…。

よだれが出てきそうになるぐらいカッコイイです!!

 

f:id:Kumamon:20191111145918j:imageGITZO GT4533LS システマティック & RRS BH-55LR 

上記の画像のようにGITZO GT4533LSの三脚の上にはRRSのB2-LR-Ⅱの60㎜クランプレバーを装着してRRSのBH-55LRの雲台をクイックリリース化してあります。

もうこれで何も言う事がないですねっ笑 (^^)/

個人的にはパーフェクトのシステムと言っても過言ではありません。

ここまでたどり着くのに構想から約2年を要しました。←貯金のしがいがあったなぁ…(笑)

ずっと欲しいな…って思い描いていましたが、念願叶って新システムの完成です (^^ゞ

 

6・まとめ

いかがでしたか?

始めは三脚なんてあまり興味を持たず、レンズやカメラの事ばかり追いかけていましたが、その内、増え続けた撮影機材に対応できる三脚の重要性を知れば知るほどもっと早く手を打っておけば良かったかも…って思うようになりました。

これまで色んな泥沼にハマったお陰で金銭感覚がかなりマヒ?しているせいか、大三元レンズに比べれば三脚はまだ安いもんです(笑)

コツコツと貯金をして次は旅行や登山に使えそうな三脚が買えたらっと思っています。

 

f:id:Kumamon:20191111150931j:imageGITZO GT4533LS システマティック & RRS BH-55LR  高ボッチ高原にて

ちなみに…この三脚を発注してから待つこと1週間…。

発注した店舗から連絡をもらい早速引き取りに行った時のことです。

レジで検品しようと思って箱からこの三脚を取り出した時、思わず「うわぁ軽い!!」っと言ってしまいました。

店員さんが「これはカーボンだからねぇー軽いですよ」って上から目線で反応してくれましたが…。

そんなのモン百も承知!!

知っています (ー_ー)!! 

って言い返しそうになったところをグッと抑えました (^^;)

店員さんも悪気があって言ったわけではないと思いますが、そんなことも知らずにGITZOの三脚を買う人はいませんよね(笑)

そんなやり取りはどうでもいいとして…

自分が軽いって思ったのは、システマティックの4型にもなってくると三脚を格納した状態でもお世辞にもコンパクトって言える見た目ではなく…

どうしても「ごっつくて大きな三脚」に見えてしまいます。

しかもパイプ径もかなり太く見た目から「ヘビー級」さがヒシヒシと伝わってきます (^^;

しかし、それが持ち上げると拍子抜けするぐらいにホントに軽く感じるのです。

これだけのモノをこんなに軽量化して製作できるGITZOの技術の高さには、業種こそ違いますが同じモノづくりをしている技術者として感服しました。

やはり創業70年の老舗メーカーってのは伊達ではないですね (^^)/

だから多くのカメラマンに長く愛され続けてきたのでしょう。

そんなGITZOの三脚をこれからも大切に使っていきたいと思います。

 

それではまた次回のブログでお会いしましょう。