富士山麓でアーチ天の川を撮影!!~ パノラマ撮影はマジ面白いです (^^)/ ~
こんばんわ (^^♪
突然ですが、昨年末からジムに通いを始めてストイックに自分を追い込んで筋トレを頑張っていたものの、心のオアシスであったジムも先月とうとう新型コロナウイルスの感染拡大予防のために営業自粛となってしまいました。
最近は撮影に行くよりもジム通いの方が楽しかったです。
頑張って筋トレをして心地よい汗をかく。
それからジムのサウナに入ってさらにたっぷり汗をかいてから水風呂にざぶんと入る。
そして水風呂から出てしばし休憩していると…
だんだん体がポカポカしてきて心と体が「整い」ます ^o^
そして最後の仕上げはジムに併設されている露天風呂の温泉にゆっくりと浸かって心身ともに癒されたら…
もう幸せいっぱいです♡
週に3回もこんな至福な生活をしていたので営業自粛はとても悲しいですが仕方ありませね… (T_T)
しかし、せっかくジムで体を鍛え始めたのでここで何もしないのは勿体ないです。
なので、自宅で出来るトレーニングメニューを空手の選手時代にお世話になったプロスポーツトレーナーの先生に頼んで作って頂きました。
ちょうどバランスボールがあったのでバランスボールを使った筋トレメニューを作って頂きやっていますが…
これが泣きが入るキツさです(T_T)
バランスボール…ぜんぜん舐めまくっていました (>_<)
現役の選手を離れて10年も経っているので、もう昔みたいに全日本王者とかまったく目指してないのに…
現役選手の頃を彷彿させるような滅茶苦茶キツい筋トレメニューを何とかやっています。
ついでに週に5日ほど30分程度走っていますが、とうとうランニングシューズまで新しく買ってしまう有様 (^-^;
このコロナ騒ぎが収まる頃には…
カメラマンをやめて「韋駄天のランナー」もしくは「孤高のボディービルダー」へと華麗なる変貌を遂げているかも知れませんね(笑)
って言うか、かなり前置きが長くなってしまいましたがそろそろ本題に戻りましょう。
改めまして・・・
前回のブログではパノラマ撮影用に購入したレベラーとパンローテションユニットについてお話をさせてもらいました。
その時のブログはこちら ↓ ↓ ↓
今回はそれらの道具を使いながら天の川をパノラマ撮影をしてLightroomでアーチ状に現像編集したお話になります。
過去Picで申し訳ないですが、満天の星空へサクッと行ってみましょう。
まず初めにこの一枚から (^^)/
CAMERA/D850 LENS/AF-S 20㎜ f/1.8G ED
伝家の宝刀レンズ「Nikon AF-S 20㎜f/1.8G ED」の単焦点レンズでパノラマ撮影をしてみました。
この20㎜の単焦点レンズは富士山麓の天の川撮影専用レンズとして長く愛用させてもらっています (^^♪
こちらはパンローテションユニットを15°の角度で振りながら縦構図で10枚撮影したものをLightroomでパノラマ合成したものです。
このような風景画をパノラマ合成したときは、球面法と円筒法のどちらかで合成するのが一般的みたいですが風景画なら球面法の方が多いかな…って思います。
どちらを選んでもプレビュー画面で確認ができるので、その時の自分の好みで選んでもいいかと思います。
ちなみにこれはプレビュー画面で見たとき「円筒法」でもイケそうな感じだったのでやってみたのはいいですが、ここで少し問題が起こってしまいました。
その問題とはパノラマ合成をすると合成された画の画素数が高くなってしまいますが、上記の画を円筒法でパノラマ合成をすると…
なっなんと1億4600万画素となってしまったのです (>_<)
元々4500万画素の高画素機であるD850で撮影しているとはいえ、これは想像以上に画素数が高くなってしまいました (*_*;
1億4000万画素数の画をLightroomで現像作業をするとパソコンに負荷が掛かりすぎて現像作業が全く捗らないのです。
少し編集してはしばらくはパソコンが固まったままになるし、モニター画面が点いたり消えたりして…
これでは全くお話になりません。
パソコンのスペックはD850のRAWデーターを現像するには十分すぎるくらいのスペックにしてありますが、さすがに1億4000万画素超えとなるとパソコンが悲鳴を上げてしまっているようです。
そこでパノラマ合成した写真をPhotoshopで画像の解像度をD850とだいたい同じ画素数になるように4000万画素程度に下げてからLightroomに戻して現像しました。
本来ならPhotoshopに渡した時点でPhotoshopで現像仕上げをするのが筋ですが…
Photoshopの使い方を勉強し始めたばかりですが、あまりにも機能が多すぎてイマイチ使い方がよく分からないのでこのような苦肉の策で対応してみました 。
もう一つの方法としては、D850はRAWデーターの画像サイズを小さく変更して撮影ができるのでそちらで対応してもいいかと思いますがパソコンの性能の進化は凄まじいものがあります。
1億万画素超えのビックデーターでも普通にサクサクと快適に現像できる高性能なパソコンも近々きっと出てくると思います。
いや、自分が知らないだけですでにあるかも… (^-^;
なので、せっかく高画素機で撮影しているのでわざわざRAWデーターの画像サイズを小さくして撮影するよりも、後々のことを考えてとりあえずは高画素のまま撮影しておいておくのがベストかも知れません。
今はパソコンがついてこれなくても、いずれサクサクと1億万画素超えの画を快適に現像できるパソコンが手頃な値段で販売される日がきっと来るのでそれまで待つことにしましょう(^^)/
CAMERA/D850 LENS/AF-S 20㎜ f/1.8G ED
こちらは先ほどの画と同じ縦構図の写真を10枚「球面法」で繋ぎ合わせてみたものです。
パノラマ写真でよく見かける細長い画になっています。
円筒法と球面法ではこんなにも違いが出てくるもんなのですね (^^;
ちなみにこいつも1億4000万画素超えの超ビックデーターとなってしまったので、Photoshopで解像度を下げてからLightroomで現像しています。
やはりこちらの方が見慣れているせいか、いかにもパノラマ写真!!って感じです。
CAMERA/D850 LENS/AF-S 20㎜ f/1.8G ED
こちらはパノラマ撮影ではなく、普通に天の川を撮影したものです。
焦点距離は同じ20㎜ですが…
当たり前ですがパノラマ撮影と見える範囲は全然違います。
20㎜でも十分広角で撮影されますが、このような好条件の星空では端から端まで撮らないともったいないですよね(笑)
CAMERA/D850 LENS/AF-S 20㎜ f/1.8G ED
時間が経つにつれてご覧のように天の川がどんどん頭上に上がってきました。
もう20㎜レンズの横構図では画面いっぱいいっぱいで対応しきれなくなってきています。
それならばと…ここでレンズ交換です。
CAMERA/D850 LENS/AF-S 14-24㎜ f/2.8G ED
今度は星撮影には欠かせないNikon大三元レンズの「AF-S 14-24 f/2.8G ED」の出番です。
焦点距離は14㎜で撮影しています。
さすがに14㎜だとまだまだ余裕がありますねっ (^^♪
天の川も画面いっぱいいっぱいになっていません。
しかし、14㎜の超広角レンズを持ってきてもここまでしか写し出せません (^-^;
ってことで、14㎜の焦点距離で早速パノラマ撮影をしてみました!!
CAMERA/D850 LENS/AF-S 14-24㎜ f/2.8G ED
焦点距離が14㎜、割り出し角度が15°、縦構図で10枚撮影したものをパノラマ合成(球面法)で繋ぎ合わせています。
ちなみにこの一枚はパノラマ合成した画素数は5300万画素でした。
これぐらいの画素数ならばパソコンのスペックはまだまだ余裕があります。
Lightroomがサクサクと動いてくれて快適に現像編集できました (^^)/
CAMERA/D850 LENS/AF-S 20㎜ f/1.8G ED
こちらは同じ時間帯で焦点距離が20㎜の単焦点レンズでパノラマ撮影したものです。
撮影方法とパノラマ合成をした内容は先ほどの14㎜の焦点距離のものと全く同じです。
2枚を見比べてみてどちらとも悪くはないですが…
14㎜の焦点距離で撮影したものは天の川と大地のバランスが良く感じます。
一方、20㎜の焦点距離で撮影したものは大地の方が少し狭くなってしまったせいか窮屈感が感じられます。
個人的には14㎜と比べて構図のバランスが悪いような気がします。
あくまでもほんの少しの差ですが、どちらか選べと言われたら迷わず14㎜の方を自分は選びます。
こうしてアーチ天の川のパノラマ撮影に限らず、特に横に伸びる天の川を撮影する場合は、天の川がどんどん頭上に移動してきてしまうので時間帯によってはレンズの焦点距離を変えていかないと構図の問題や撮影できる時間帯が限られてきてしまうことにもなりかねません。
何種類かの焦点距離で撮影できるように数本の広角レンズがあった方がいいかも知れませんね (^-^;
ぜひレンズの方も揃えて色んなバリエーションで撮影を楽しんでみて下さい。
↑ ↑ ↑ しかし、これが底なし沼?の始まりになるんだよなぁ… (T_T)
これまでどれだけ深いレンズ沼にハマったことやら (>_<)
実はこれらのパノラマ撮影をしているとき構図を決めるのに場所をこまめに移動しながら撮影をしていました。
ご紹介したパノラマ撮影は全体で150°の角度になるように15°ずつ振りながら縦構図で10枚撮影しています。
なので、これだけ広い範囲を撮影すると余計なモノまで撮れてしまうのでそうならないように移動を繰り返してはベストポイントを探っていました。
しかし、移動するのはいいですがその都度レベル出しをして水平を出さなければならないのでこれがホントに面倒なのです。
その煩わしさを解消してくれたのは前回のブログで紹介させてもらったマンフロットの「ボールカメラレベラー438」のレベラーでした。
このレベラーは自由雲台のようにワンタッチで操作が出来るのでレベラーの水準器でレベルを合わせておけば水平レベルが出てくれます。
お陰様で時間も手間も掛からずにスピーディーにセッティングができて撮影が捗ったのは実に良かったです。
あまりセッティングに時間を掛け過ぎてしまうと天の川がどんどん移動してしまうので撮影の方も落ち着いてできません。
また同じく前回のブログで紹介させてもらたマンフロットのパンローテションユニットも、ノブを任意の角度に差し込むだけなので色んな角度で撮影を試すことができたのは良かったです。
最後になりますが撮影をしてて思ったことがもう一点。
今回みたいに縦構図でパノラマ撮影した場合は、雲台で縦構図にするのではなく「L型プレート」を使って撮影した方が安定感があって絶対にいいと思いました。
L型プレートは三脚撮影には必須アイテムだと思っているので、まだ購入されていない方はぜひ前向きに検討してみて下さい (^^)/
いかがでしたか?
これまで色々と実際やってみた感想を書き綴ってきましたが…
Lightroomでパノラマ合成をするのは全く難しくはないので、やったことがない方はぜひ挑戦してみて下さい。
レベラーやパンローテションユニットがなくても、とりあえずは雲台のパン機能(水平回転)があればそれを使って自宅でちょっとやってみるのもいいかも知れませんね。
今は「Stay Home」週間でもあるので、ここぞって時のために自宅で練習を重ねておけば現場で慌てずに済みます。
またLightroomでパノラマ合成の仕方も一度やればすぐにコツがつかめると思います。
やり方はネットで検索すればすぐに出てきますが、パソコンの初心者の方でも簡単にできるレベルです。
ちなみに、ワードやエクセルをほんの少し使えるスキルしか持ち合わせていない自分でも簡単にできました (^-^;
とにかく今は時間だけはたっぷりあるので、試しにやってみることをお勧めします。
それでは次回のブログでまたお会いしましょう (^^)/
もう初夏なのに今度は雪山のお話でもしようかな…(笑)