Kumamon's diary

くまモンを愛する空手家が写真道を極める奮闘記

D5300旅立つ 4 - 秘境温泉編 ー

さて、この九州の旅もいよいよラストへと近づいてきました。今日のお話は、秘境の温泉地へと向かいます。無事にたどり着ければよいのですが・・・

 

 

2015年1月2日

 

くまモン部屋で至福の朝を迎えた。この部屋で迎える朝は格別だ。朝食を済ませるとすぐさまレンタカーに乗り込み、水前寺公園と向かう。今にも降り出しそうなあいにくの天気・・・。黒い雲が上空を占領している。水前寺公園を訪れるのは30数年ぶりかもしれない。

実は小生の母の生まれは熊本県内である。この熊本市内やその近郊の街にも親戚が多数存在する。小学生の時は、何回か熊本を訪れているが、それ以来の水前寺公園だ。

むろん、当時はくまモンは存在していなかったが・・・。

 

ここで水前寺公園について紹介しておこう。

水前寺公園の正式名称は、水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)。古くから地元・熊本の人たちから愛されている風光明媚な大名庭園である。

広さ7万6000平方メートル。江戸時代、熊本藩主・細川家の御茶屋として利用され細川忠利公から数えて三代にわたり、約80年近く掛けて作られた庭園というから驚きだ。

園内の池からは清冽な伏流水が湧き出し、東海道五十三次を模した見事な和風庭園が広がる。

地元では“水前寺公園”という名で昔から親しまれているが、ちなみに、熊本出身の演歌歌手である水前寺清子をご存じだろうか。彼女の芸名も実は、この庭園にちなんでいる。

 

熊本市の中心街から約10分程度で到着。早速散策する。

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離32mm  F6.3  SS1/200  ISO100  WB晴天 露出+0.7 画像加工なし 青空の元で切り撮りたっかた水前寺公園 (>_<) んん・・・次回は必ず!!

 

入園してすぐ正面に見える築山は富士山(写真左上)。そのほか浮石、松の木、芝生なども東海道の風景をイメージして造られているそうだ。

30数年前に来たときは、ただ芝生がある公園ってぐらいしか思わなかったが、歳を重ねると、このような光景がまったく違って見えてくる・・・。

細川家が80年の年月を掛けて作り上げた庭園は本当に素晴らしく思える。

日本の三大名園と呼ばれるのは、石川県の兼六園岡山県の後楽園、茨城県偕楽園だが、そんな名園に負けないと地元の人たちが自負するだけの庭園であることは十分納得できた。

30年前はそんなことは何ひとつ思わない自分がいたが、今こうしてそう思えるのはそれだけ人生経験を積んだという証か。

ひょっとしたら・・・

いい歳の取り方をしているのかも (-。-)y-゜゜゜(でたぁ~スーパーポジテブ!!目指すはナイス・ミドル!!)

只、いちカメラマンとして言わせてもらえば、これが青空であったらっと思うと残念でしかたがない。いい被写体なんだけどなぁ (>_<)

お陰様で、愛機D5300の出番はなし。ふて腐れている・・・。

 

水前寺公園を散策していると、園内に神社を発見!!そう言えば、初詣をまだ済ませていなかった。早速境内へと足を運ぶ。

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離23mm  F13  SS1/30  ISO160  WB晴天 露出+0.7 画像加工なし 2015年の初詣はここでした。ちょっと欲をかいてお願い事しすぎたかな(^_^.)

 

 訪れた神社は、細川家歴代藩主とガラシャ夫人が祀られている出水(いずみ)神社だ。

西南戦争後の明治11年(1878)に創建。社殿は第二次世界大戦により焼失したが、昭和48年(1973)に再建された。

ちなみに、園の正面入口からこの出水神社へとつながる橋を渡ると、すぐに2つの手水鉢がある。その一つが「長寿の水」と呼ばれ、飲めば長生きできるという。そのありがたい“神水”を日本各地からわざわざ飲みにくる人も多いらしい。

知る人ぞ知る湧水スポットなのである。

 

さすが正月だけあって参拝客が多かったが、初詣を無事に済ますことができて一安心。

そのまま参道を歩き駐車場へと向かったが、実はこの参道が中々の曲者・・・。

長さ約100mにわたり、お土産店が並ぶのだが、これが昭和の匂いがプンプン漂うところなのだ。露店で商売をしている人もいたりして、けっこう楽しめる場所であった。

ここでは、普段お世話になっているSさんに焼酎のお土産を買ってみた。酒好きのSさんの喜ぶ姿が想像できるが、もちろん、くまモン焼酎を買ったことは言うまでもない。

しかし、熊本限定の逸品。店主が強くお勧めしてくれた品でもある。

後日、とっても美味しかったとお世辞にもSさんからお褒めの言葉を頂戴した。

 

水前寺公園をでると、まだ少し時間があったので熊本駅に戻ってみた。

実は・・・

昨日、この駅の土産物売り場でくまモングッズの専門店らしき店を発見したのだ。昨日は元旦であった為お店は閉まっていたが、入口の窓越しからちゃっかりと品定めをしておいたのだ (^.^) お店には張り紙がしてあり、今日から営業と書いてあった。

 

これは見過ごす訳にはいかない!!ニトロダッシュで熊本駅に直行した。

 

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離18mm  F8  SS1/20  ISO640  WB晴天 露出-0.3 画像加工なし なんと素晴らしいお店なんでしょう♡K君来たらここ動かないだろうな(^_^.)

 

おぉぉぉ~!!見渡す限り、くっくっくまモ~ン (^^)/(^^)/(^^)/

どうだ、愛弟子カズいや、K君!!これだけのくまモンは見たことあるまい (^.^)

くまモン信者の愛弟子K君に、またまた、差をつけてしまうようで大変申し訳ないと思ったが(←ウソ~)、早速、物色に掛かる。(今度のK君とのくまモン自慢会楽しみだぜ!!)

昨日、あらかじめじっくり下見をしていたので、焦ることはない。

まだ収集してないくまモングッズを次々と購入!!こりゃ、くまモン沼だなっ(T_T)

物欲の限りを尽くしたのだった ・・・K君こんな大人になっては絶対にいけません(>_<)

 

物欲の限りを尽くした後は腹が減ってきた。今度は食欲を満たす時がきたようだ。

熊本駅構内にあったラーメン屋で男の食卓を満たすことにした!!

 

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離20mm  F8  SS1/15  ISO640  WB晴天 露出-0.3 画像加工なし 熊本ラーメンの代表格です。最近夢に出てきました。う~ん食べたい (T_T)

 

 熊本駅構内にある、「桂花」というお店に入った。全国的にも有名なお店だが、昔ながらの熊本ラーメンである。これが中々うまい!!中太ストレート麺がよくスープと絡んで口の中にその美味さを運んでくれる。

見た目ほどしつこさはなく、あっという間に完食!!しかも一杯じゃ足りず二杯 !(^^)!

これで男の食卓は完全に満たされたのであった (-。-)y-゜゜゜

 

物欲と食欲も満たされ、あとは体を満たすだけ・・・。そこはやはり温泉でしょっ!!

今日の最終目的地は、熊本の秘境、黒川温泉 (*^_^*)

全国的にも1・2を争う人気の有名な温泉地ではあるが、モダンな和風旅館が数多く点在し、それも人気の一つとなっている。

 

食事を終えると出発!!いざ、黒川温泉へ!!!

 

黒川温泉は標高700mの熊本県阿蘇郡南小国町、田の原川渓谷に位置する阿蘇温泉郷の一つで、熊本市街から約70~80kmと、車で1時間30分~2時間程度を要する。

とにかく、標高が高い地点にあるので、心配されるのが雪・・・。

今日は寒波の影響もあって、とにかく寒く、そして今にも降ってきそうな天気。

かなり条件は悪い。山間の温泉地の為、道路も細く路面の凍結にも気を付けなければならない。

ここからは慎重に運転しなくては・・・。気を引き締めてハンドルを握った。

 

熊本市内から国道57号に乗る。途中、渋滞にはまりながらも、国道57号から今度はやまなみハイウエイで黒川温泉を目指す。

この辺りまで来ると、雪がちらほら舞ってきた・・・。やまなみハイウエイをどんどん登るにしたがって、だんだん雪がひどくなってくる。道路に積雪もあり時折ハンドルがとられる。

ナビで黒川温泉まであと10㎞のところまできたが、ここでは雪が強風に煽られホワイトアウトっぽくなり視界がほぼ奪われる。かなりの緊張の連続を強いられる運転に、ここで空手道で培った集中力をフルに発揮。

心身とも押忍の精神で鍛え上げられた事に感謝した。(空手やっててマジよかったぁ。ホッ)

途中、対向車が横転していていたのにはかなり驚いたが、何とか無事に到着。

 

所要時間は3時間を超え、辺りはすっかり暗くなっていた(>_<)・・・超頑張った自分!!

 

 

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離18mm  F8  SS1/13  ISO640  WB晴天 露出-0.7 画像加工なし 猛吹雪の中、やっとたどり着いた秘境黒川温泉!!別世界にきたようです。

 

 

黒川温泉に着くと、本日のお宿「のし湯」さんへと向かう。

 

黒川温泉の中でも、のし湯さんは人気のお宿でもある。和を基調としたモダンな佇まいにまずは満足!!ゆっくりとくつろげそうだ (^.^)

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離20mm  F9  SS1/25  ISO3200  WB電球  露出-0.3 画像加工なし 黒川温泉の中でも人気宿ののし湯さん。お世話になりました(^.^)

 

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離18mm  F9  SS1/15  ISO3200  WB晴天 露出-0.3 画像加工なし このようなさりげないオブジェが心をくすぐります。これが人気の秘密かも。

 

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離18mm  F6.3  SS1/50  ISO3200  WB晴天 露出-0.3 画像加工なし のし湯さん全景。モダンな和風旅館です。それにしても雪がいい演出してますね。

 

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離32mm  F6.3  SS1/50  ISO3200  WB電球  露出-0.3 画像加工なし ロビーにあった暖炉。このレトロ感がまた旅情をくすぐります。

 

 

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離34mm  F6.3  SS1/40  ISO3200  WB晴天 露出-0.3 画像加工なし こちらは、部屋に向かう途中の廊下。雰囲気いいでしょっ?大正ロマンって感じっす。

 

 

 

 

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Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRⅡ 焦点距離35mm  F5.6  SS1/60  ISO1000  WB晴天 露出+0.3 画像加工なし 食事がまずお洒落です。この器は最高ですね!!センス抜群!!ごちそうさまでした (^^)/

 

先ほどの緊張した運転から解放されたせいか、お腹がグゥ~となってきた。すぐさま食事をとることにした。

さすが人気のお宿だけあって、見て楽しめて、食べて美味しくて文句のつけようがないくらい満足させてもらった (^.^)

 

あとは、ゆっくりと秘湯を楽しむのみ・・・。

食事が終わると、早速、お風呂へと行ってみた。これが超楽しみである。実は小生、温泉マニアの肩書?も持つのだ ^_^

 

ゆっくり湯船につかり、この旅の疲れを癒す。

はぁ・・・極楽だぁ。目を閉じふと旅を振り返る。

思えば遠くへ来たもんだ・・・。

西郷どんにはじまり、白銀坂で愛機D5300が吠えまくり、番所鼻公園では天下の絶景を切り撮り、大晦日日の出に感動し、桜島や仙巌園では歴史を振り返り、聖地巡礼で大量のくまモングッズを購入、ついでにくまモン部屋で至福の朝を迎え、そしていま天下の秘湯で癒される・・・。

 

この旅の記録は、すべて相棒に収めている。記録写真って大切だなぁ・・・ってしみじみ思いながら一眼ライフを始めたことに喜びを感じていた。

 

あっそうだ!

どうでもいいけど、自分用に買ったあのしゃべって踊るくまモンを愛弟子K君にくれてやろう・・・。

同じ熱狂的なくまモン信者として、一人で楽しんではいけない。こういう事は喜びを共有しなくては!!(おっ!!物欲から目が覚めて、やっとまともな大人になったか?)

っと秘湯に癒されながら、弟子思いの一面を見せる師範であった。(早く気づけよっ師範)

 

山間の秘湯の夜はひっそりと更けていく・・・。